新型インフルエンザの流行で4月5月は市中から使い捨てマスクが品切れとなり、マスクを探して薬局やドラッグストアーなどをさまよう人々が多かったことは記憶に新しいと思います。
今また
新型インフルエンザの流行となり、これから冬の季節性インフルエンザと相まってさらにマスクの需要は高まると思います。
さてインフルエンザには、ガーゼマスクではなくサージカルマスクがいいとされています。
またそれらは使い捨てとなっております。
しかし、マスク不足が想定される非常事態においては、一度使用したマスクを再利用する
ことも検討せざるおえない場合もあります。
そこで使い捨てマスクに新型インフルエンザウイルスがついていることを想定し、家庭でも
不活化でき再生可能な方法を検討しました。
これは日本防菌防黴学会で今年の9月に発表されたものです。
井坂氏は「700wの電子レンジを用い、マスク1枚あるいは5枚を、2分間、水量20ml
という条件でインフルエンザウイルスを99.97%以上、不活化させたことができた。
これはあくまでマスク不足の緊急措置の一つとして有効ではないかという提案で
ある」と述べました。
水量20mlとは、レンジで使用できるタッパーに水を20ml入れて、それに使用した
マスクを入れて霧すということです。